wackylog

イラストレーター
ワキサカコウジのblog
もしくは雑記帳


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プロのポーズ

25ansウエデイングジュエリー 2011 (FG MOOK)

25ans ウエデイングジュエリー 2011 』にイラストを描きました。ワキサカが担当したのは別冊付録『プロポーズBOOK for MEN』内のカットをほんの少し。



この『プロポーズBOOK for MEN』は男性向けに編集された、女性へのプロポーズの仕方やジュエリー選びの基本がたっぷりつまった小冊子。二人が結婚を意識し始めたら、女性から男性に手渡すんだそうです。

もちろん"プロポーズをさせる為の本”でもありますから、彼の部屋にさりげなく置いてくるのもいいでしょうね。横にミカンなどを添えておけばさらに自然になります。男性はたいてい、女性の企みには気が付かないもの。目の前に小冊子があれば、あなたの彼がヤギとかじゃない限り、食べたりせず、普通にページをめくるはずです。そして記事に影響され、早速のプロポーズ→即結婚という流れになるのです。そういう素直な男性はいいですよ。結婚後もお小遣い制でコントロール出来るからです。

ちなみにヤギの件ですが、「紙」を好きで食べていると思ったら大間違いなのです。紙を分解できる酵素を持っているので、単に「食べられる」というだけ。だから紙なんて食べてもメェ〜って鳴くだけですが、本当に美味しいものを食べた時はウメェ〜と鳴くのです。飲み屋で隣に座ったおじさんとかが、こんな話をしてきそうです。

それにしてもプロポーズに決まりはありませんので、色々な方のお話を聞くと、千差万別で面白いでしょうね。

僕のお薦めは、伝書鳩かなんかを訓練して、指輪をうまいタイミングで空から運んでくる演出です。女性に向かって「け、けつ、けつこんして下さい」なんて言った瞬間に、クルックーなんつって、ハトちゃんが指輪を持ってきたらかわいいと思うんですよね。プロポーズが成功すれば二人で一緒にホロッホーとか言えますし、万が一断られてもフンをかけちゃうように仕込んでおけば良いのです。その晩はハトちゃんのハト胸で思いっきり泣かしてもらい、後日、現金書留でクリーニング代を送ろうね。

以上、このような事は一切書かれていない素敵な雑誌です。ぜひご覧頂ければ幸いです。
雑誌comments(5) *author : wacky
しんブログ
anan』11月24日号にイラストを描きました。
表紙は長谷川潤さん。彼女はアメリカ系の血が流れているそうですが、やはりお綺麗ですよね。今年の七夕の日記で、ハーフになりたい願望が書かれた短冊をご紹介したのですが、そういう女性の気持ちも多少は分かります。

さて、今号の特集は『ヒミツの美肌術』。
肌の綺麗な女性は、その秘訣を問われても、たいてい「特別なことはしてません」などと答えるもの。でも本当にそうでしょうか。実は言わないだけで、きな粉でお顔を洗ったり、おモチを素肌に叩き付けたり、何か独自のスキンケア術があるのかもしれませんよね。そんな『ヒミツの美肌術』を勉強できる一冊なのです。

ワキサカが挿絵を担当したのは、『BBクリーム』と『ミネラルファンデーション』という2大万能アイテムを徹底研究するページ。6点ほどのカットを描きました。そのうち3点ほどをご紹介。


話題の『BBクリーム』とは、上の絵のように色々な機能があって、これ一本でメイクの下地が出来てしまう優れものです。2つの機能しかないテレビデオなんかより全然凄いと思います。


 
ミネラルファンデーション』はその名の通り、天然のミネラル(鉱物)から作られたファンデーション。ケミカルなものを使用していないので、肌にも優しいんだとか。
そういえば最近、人の優しさに触れていないな、という方にもお薦めなんじゃないでしょうか。ミネラルは、人間の男のように裏切らないからです。


両方の商品、それぞれの特徴に合わせて使い分けしたいですよね。BBクリームは便利だけど、カバー力はいまいちのため、ちょっとしたUVケアや、時間がない時などにおすすめ。ミネラルファンデはメイクの前に美容液も下地も塗る必要があるけれど、カバー力がありますよ。

シチュエーションに合わせたメイク生活を楽しんでいきたいですよね。僕自身は、さすがにメイクをする事はありませんが、たまに乾燥した唇から血が出て、口紅的な効果になる時はありますので、楽しんでいきたいです。

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とか言ってる場合じゃなく、せっかく長々と書いたのに、この号はもう先週号になってしまいました。ご紹介が遅くなったのは、ブログを移行していたせいなのです。

ブログをお借りしている会社から、システムが変わったので新ブログに移行してください、というお知らせが以前からきておりました。正直面倒なので放置していたのですが、「来月からブログの閲覧ができなくなります」というお知らせを頂くに至り、なんだか別れ話が長引いた末、携帯の番号を変えられるような展開にオロオロしながら、移行作業を始めたのです。

ですから、全く変化が分からないと思いますが、実はこれ、新ブログなのです。見た目を以前と一緒にしたりする作業は、素人の僕には面倒でしたし、記事を投稿する時の画面やシステムも変わったので、なんだかんだで丸2日もかかってしまいました。ちなみに携帯からの閲覧はカラフルになったり、多少見やすくなったんじゃないかと思います。

それなら、いっそ見た目も変えれば良かったのでは?という事にはさっき気付きました。
雑記comments(13) *author : wacky
割引のハードル
週刊文春』にて連載中のエッセイ、中村うさぎ「さすらいの女王」の挿絵を担当しております。


11月11日号

単なる『自分の好き嫌い』と『物事の善悪』は混同しがちで、厳然と区別されるべきだ、といううさぎさん。この号のイラストは、"世間という言葉を盾にすること"をビジュアル化してみました。
話を端折り過ぎて、何を言っているのか分からないと思いますが、こちらも同じ気持ちです。ご安心下さい。



11月18日号

うさぎさんが、『ビッチ・スラップ -危険な天使たち-』というアメリカ映画のトークイベントに参加したという内容でした。ちなみに"ビッチ"とは、ふしだらな女性という意味より、本来は「悪女」という意味に近いようですね。...というわけでイラストはちょっと悪そうな女性を描いてみました。

この映画『ビッチ・スラップ』は、セクシー美女3人組が、砂漠を舞台に高価な宝石を巡ってアクションを繰り広げる、B級テイストな作品だそうです。とか、そんな事よりこの映画には、なんと"ビッチ割引"という制度があるのです。こういった情報は正確性が大事ですので、「シアターN渋谷」という上映館のホームページから、当該箇所を引用させて頂きますね。

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"ビッチ割引"決定!
女性3人でご来場のお客様はお1人様1,000円!
受付にて「私たちビッチです」とお申し付け下さい。

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改めて情報を整理致しますと、わざわざ女性3人で待ち合わせて劇場に向かい、受付で「私たちビッチです」と、親が泣くようなお申し付けをすれば『800円』お得になるということです。嬉しいですね。

もちろん窓口には他に誰もいない時が良いかもしれません。
なぜなら、割引のことを知らないお客さんからしてみれば、前に並んだ女性達が、さっきまで「美味しいフランスパン見つけたよ〜。今夜ウチで食べようよ。」などと談笑していたのに、窓口の前に立ったら突然「私たちビッチです」と言い出すわけです。もし僕が後ろに並んでいたら、「え?何を言ってるんだチミは」つって膝がガクガクし、あっ、もしかすると、そのフランスパンて何かの隠語なんじゃないか、今夜は何がどうなるんだと気になって、映画どころではなくなるからです。

まぁそれ以前に、通常3人で映画を観るとなりますと、少なくとも1人は「アタスは『THE LAST MESSAGE 海猿』がいい」などと言いだすもの。『ビッチ』と『海猿』で取り返しのつかない仲間割れが起きて、事実上その日が3人のTHE LAST MESSAGEになる可能性もあるわけですから、割引への道のりはかなり険しいです。

しかも...この割引にはもうひとつ、最後の注意事項があったのです。先程と同様に、以下引用させて頂きますね。

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※なるべくビッチな服装でご来場いただければ幸いです。
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もう800円払うから大丈夫です。
週刊文春comments(4) *author : wacky
好感度の件
Gainer (ゲイナー) 2010年 12月号
Gainer (ゲイナー) 2010年 12月号

11月10日発売の『Gainer』12月号。
内藤誼人さんの連載コラム『黒い営業トーク教えます』の挿絵を担当しております。ビジネスシーンに使える心理学がテーマです。

その第12回目は"好感度をアップする方法"について。営業系のお仕事の場合、「好感度」は商談相手の心を開く大事な要素のひとつです。



そこで今回は、感謝の言葉「ありがとう」を効果的に使用し、好感度をあげる方法を解説しています。
例えばメールのやりとりなどでも、「返信ありがとうございます」の一文を添えるのが効果的、等々。...という訳でイラストは、ちょっとした事に「ありがとう」と言っている場面を描いてみました。詳しい内容はぜひ本誌をご覧下さいませ。

ちなみに12月号の表紙は成宮寛貴さん。お、おれ一度お話したことあるんだぜ、うへうへ。という虚栄心が抑えきれないので、その時の日記をリンクしときますね
・その時の日記1 
・その時の日記2

これは僕の個人的感想ですが「好感度」は服装にも左右されると思うんです。例えば生命保険の営業マンが、清潔感のあるスーツ姿なら信用できますが、ジャージの上下に金髪ピアスですと、夜中のドンキホーテのようで、保険とか以前に生命がディスカウントされそうですもんね。

ちなみにワキサカは、ワイシャツやポロシャツなどの襟を立てている方と会うと、「アイロンは朝かけたのかな?」「いま何時間くらい立ってるのかな?」など、襟の事で頭が一杯になり、話がうわの空になるのです。あまり関係ありませんが、この際言っておこうと思いました。

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さて、この連載はこれが最終回。先日、編集部や外部スタッフさんと打ち上げをさせて頂きました。次へ繋がるお話なども出来て有意義な酒席となりました。

しかし、たまたま二軒目に入ったバーが、ほぼ"真っ暗"に近い照明のオサレバーでした。暗さにだんだん目が慣れてきましたら、そこかしこでカップルがチュッチュ チュッチュしているではありませんか。結構なチュッチュ チュッチュです。

目のやり場に困りながらも席に座ると、店員さんが寄ってきて、懐中電灯をいきなり手渡されましたので、まさかの「そんなカップル達を照らして見る」という斬新過ぎるシステムかと思いましたが、暗くてメニューが見えないので、普通に必要なだけでした。めんどくせっ!と思えて良かったです。
雑誌comments(7) *author : wacky
ヨガデイズ
毎日なんだかんだと甘いお菓子を口にしておりましたら、2、3キロ太ってしまいました。こんな時は少し運動でもしないといけませんよね。

そこで、たまたま友人から借りていた、本場インドのヨガ教本の事を思い出しました。ヨガは人気の習い事ですし、運動にもなるし、ちょうどいいかもしれません。


この表紙のチープさが、インドの本っぽい感じでいいですね。早速チャレンジしてみようと、めくってみたのです。


ふむふむ。ひじの動きの解説かな?...とかそんな事よりも、いきなり登場した先生の「独特っぷり」に心が鷲掴みにされました。黒パンがお似合いの悩ましいお体は、やはり修行の成果なのでしょうか


なんだか飲み過ぎたわ〜


頭がいてーな


あれ?歯も痛いぞ


俺もうだめかもしれない


なんつって


本場のヨガポーズは意外と、飲み過ぎたおじさんと似ているものなんですね。これなら僕にも続けられそうですので安心しております。「なんつって」の部分が一番得意です。
雑記comments(9) *author : wacky
かぜファンタジー
週刊文春』にて連載中のエッセイ、中村うさぎ「さすらいの女王」の挿絵の紹介が続きます。


10月28日号

この号では引き続き、自分なりの「正義」を貫く事と、「独善」について考える内容でした。...というわけで、挿絵は「JUSTICE」の「E」だけが独善的な様子を描いてみました。

昔は何でも素直に「イー」と言っていた彼ですが、体の中心部に自分にだけ、謎の横棒がある事に気付いてから、少し気難しくなってしまったのです。「なんだこの突起は」つって。オスなのかな。

ちなみに正義と言えば「正義の味方」ですが、ワキサカも『特撮ヒーロー』になった事がある、というお話を以前ブログに書きました。あなたの人生の2、3分ほどが無駄な時間となりますが、よければご覧くださいね。→2008年10月3日の日記



11月4日号

ツイッター上で『押尾学と自称する人物』が表れたので、うさぎさんがそれをニセモノ?本物?と面白がっていたら、誰かに「不謹慎だな、このブス」とコメントされたそうです。お怒りのご様子でした。

挿絵は押尾さんのつぶやき、という事で「来たらすぐいる?」をイメージ。でも、これもご遺族の方にとっては不謹慎ではありますよね...。反省。


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さて、忙しさが落ち着いて参りましたので、久しぶりにお酒を飲んだりしようと思っていた矢先、風邪気味になってしまいました。気が緩んだのでしょうね。

昨晩も、飲む予定でしたのに、直前に鼻水が垂れ流しになりました。温泉でしたら、かけ流しは喜ばれますが、鼻水の場合はあまり喜ばれないと聞きます。仕方がないので、街の薬局に飛び込みました。

風邪薬はたくさんあって、どれがいいのか分かりません。そこでレジにいた、少しお馬さんのようなお顔をされた男性薬剤師さんに相談してみたのです。すると最初の質問が

鼻水は透明ですか?それとも、ちょっとしたカスタードクリームみたいですか?

でした。
「ちょっとしたカスタードクリーム」と「がっつりカスタードクリーム」のさじ加減が分からず、返答に困って鼻水がいつもより余計に出てしまいましたが、少なくともエクレアとか食べたくない気持ちにはなり、糖尿病のリスクが減って良かったです。

そしてお薦めの薬を買っての帰り際、「今日はお酒を飲むんですか?」と聞かれたので、僕がうなづくと、彼は意外にもこう言いました。

だめですよ、治ってからも飲めるんですから、今日は体を芯から暖めて、ゆっくり寝てください。

そんな優しさと厳しさのある言葉を、一見の客にかけてくれるなんて。彼の背中に天使の翼が見えたような気がします。なるほど、今思えば、お顔がお馬さん似ていたのは、彼が本物の「ペガサス」だったからなんでしょうね。

嬉しくて、お薬を一気にたくさん飲みました。
週刊文春comments(5) *author : wacky
実から板へ
『週刊文春』にて連載中のエッセイ、中村うさぎ「さすらいの女王」の挿絵です。


10月14日号

うさぎさんは最近、「スラムダンク」を読んで、思春期に戻ったような気分になったそうです。その勢いで、昔書いていた「ライトノベル」系の小説を、また書けそうな気がしてきた、という内容でした。

ワキサカはスラムダンクを読んだことがないのです。知識としては、バスケ漫画で、髪の赤いリーゼントの人がチームにいるって事くらい。僕が他校のバスケ部の選手だったら、そんな恐そうなチームと試合をしたくないので、顧問の先生に練習試合すら組まないようにお願いすると思います。


10月21日号

うさぎさんには自分の中の「善悪の基準」があるそうです。そのルールを他人に押し付ける気はなくとも、ポリシーに反する事には首を縦に振れず、結果的に「独善的な人」というレッテルを貼られてしまう...という内容でした。イラストは「自分のルール」を説明する女性のイメージで描いてみました。

善悪の基準は人それぞれですが、マイケル・サンデル氏の『これからの正義の話をしよう』がベストセラーになるくらいですし、物事は様々な角度から考えてみる事が重要なのかもしれませんね。

そもそもその本のタイトルだって、『正義』を「せいぎ」と読むのが正しいのか分かりません。「まさよし」と読むと、急に変な感じになるけれど、一度考えてみる事が重要だと思うのです。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル,Michael J. Sandel

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気が付けば11月。夜などすっかり冬のような寒さを感じますね。

先月はほとんどお休みがとれなかったので、今年は秋を楽しめておりません。...そんな事を書くと「俺、忙しいんだぜ」的な自慢だと思われそうですが、違うのです。描いたイラストのデータを消してしまう、という事件のせいです。

あろうことか、保存の際のミスで、納品前のイラスト(カット)が大量に消えてなくなったのです。作業量にして、4〜5日分でしょうか。血の気が引いた、とはこの感じだと思います。

締め切りも近く、もう「あうあう」としか言葉を発せない体になりつつも、どうにかデータを復活できないかと、右往左往してみましたがダメでした。たぶん、右にいったり、左にいったりしただけだからです。
もしかしたらデータが落ちているんじゃないかと思って、パソコンの裏も探してみましたが、見つかったのは、すっかり埃をかぶったあの頃の夢だけでした。

などとふざけている場合ではなく、お仕事先に事情を説明して、なんとかお待ち頂く事に。そして、ほぼ起きている間中はずっと作業、という状態に突入。もちろん突入するときは、「今から突入しま〜す」と留守電に残しておきました。(←昭和の人向けですので、分からない子は近所の職業不詳のおじさんなどに聞いてね!)

結果、なんとか納品は出来たので良かったです。でも、あまりにも疲れて、冷凍庫を開けっぱなしのまま寝てしまい、大好きな『アイスの実』が、『変な色の板』みたいになっていた日は、ちょっと悲しかったです。

週刊文春comments(11) *author : wacky
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